2021年2月1日掲載
則子さんと言ったら【お漬物】
「趣味で漬けてるのっ!趣味!趣味!」
則子さんは照れ笑いをしながら、毎回、クーラーボックスから何種類かのお漬物を出し、テーブルに並べていきます。この日はせせらぎ市の最終日だったので、みそ漬けとなた漬け。
「ビール漬けでしょ?茄子がっこ、なた漬け、夏場はきゅうりの辛子漬けと…味噌漬けは1年中漬けて あるよ。」
しかし、そんな「趣味だから…」というお漬物は、出会えたらラッキー!
せせらぎ市がはじまって30分もすれば、完売になっていることもしばしば。
「みそ漬けにはシソの実、大根、きゅうり、みょうがに…ミズの玉を入れているかな?それを毎年、大樽 3つに漬けてるの。」
(おっ…大樽ですか…!?)
則子さんは
「冷奴に乗せたり、ごはんに乗せて食べると美味しいかな…」
と、おすすめしてくれましたが、
私がしたかったのは、お茶漬けならぬ【冷水漬け】
(じつはもう、みそ漬けを手にした瞬間から浮かんでいました。)
炊き立てのごはんをよそい、みそ漬けをたっ…ぷりと乗せたら、氷とお水をかけてしばし待ち、水に程 よく色がついたところでサラサラッ…と掻き込みます。
キリッと漬かっているたくさんの素材。中でもシソの実が良いアクセントになってます。
食欲のない時や2日酔いの朝にも良さそう(笑)。
則子さんは田んぼがメインで、お漬物の他に白菜や里芋、エシャロットも栽培しています。
春になり、せせらぎ市が再開したら、則子さんのがっこを買いに、週末、早起きしてみませんか?
吉川 ひかる
1974年10月16日生まれ(46歳)宮城県気仙沼市出身。
子ども達4人は四ツ小屋幼稚園・四ツ小屋小学校の卒業生で、平成25〜31年四ツ小屋小学校PTA会長。
現在は秋田県第1号となる「一般社団法人日本ほめる達人協会」の特別認定講師として、ほめ達「入門編講座」や県内で講演会をおこなっている他、2020年4月にネットショップ「365日〜暮らし・学び・食〜」を立ち上げ、お米の販売やせせらぎ市のお手伝いをしている。
大の日本酒好きで、野菜の美味しい秋田・四ツ小屋をこよなく愛するお母ちゃん。